これからやって来るAI時代のデザイナーは、一体どんな仕事のやり方をしているのだろうか？
過去の様々なデータを学習し尽くし、何でもできるAIを超えるには「創造的で、新しいアイデアやデザインを考える。」というけれど、そんな簡単ではない。先んじてファッションデザイン業界では過去の優れたデザインを学習して、既成概念にまったくはまらない新しいデザインをAIが生み出しているという。それを様々な素材を3Dプリンターを使って、自分好みに作っていく。またWEBデザインでは、以前は既存のテンプレートを使った陳腐なものだったが、最近はAIと対話しながら、かなり質の高い画面をデザインするところまで来ている。もちろん多くのデザイナーが不得意とするコーディングも必要ない。アメリカのパッケージデザインでは、売れたデザインを学習したAIのデザインが、テスト販売で多くの良い成果を残している。
こんな事が当たり前のようにできるようになったら、デザイナーは本当に必要なくなってくる。感性のあるアマチュアならAIを駆使して、プロのデザイナー並みに簡単にやってのけるだろう。一体これからのデザイナーは何を考え、どう行動すればうまくAIと共存していけるのだろうか？はっきりとした解答が出ない。
やり方は変わっても、どんなデザインにもクリエイティブは必要だ。AI時代となっても、そのクリエイティブを作るのはあくまでも人間だと信じたい。
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