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デザインの属性

グラフィックデザインとは一体どういうものなのか?アートとの違いは何なのか?グラフィックデザインとして明快に区別できるのが<デザインの属性>に拠るものです。グラフィックデザインにそもそも備わっているもので、それはあらゆるデザインにも存在する必要不可欠な性質というものです。

それは目的(Concept)創造性(Creative)時代性(Era)の3つの要素からなっています。この3つの属性についてお話しましょう。



目 的(Concept)

デザインをする上で最も重要で、作品において、基本に据えられた考え方ありデザインの核心部分です。これが明確に表現できていないものはデザインとは言えません。広告では、商品のセールスポイントの重点をどこに置くかを考えたり、消費者の日常生活の中でどのような場面で役立つかを考えてイメージを組み立てることなど、デザインを作り上げるための基本の考え方がコンセプトになります。


創造性(Creative)

すべてのデザインで、創造力はデザインの原動力となる要素です。例えばおいしそうに見せるためにはどんな色を使い、どんな写真(シズル)を使ってレイアウトしていけば良いのかを詰めていきます。デザインは単に図形や文字の羅列ではなく、一つ一つの要素に意味があり、まとまりのあるレイアウトやメリハリの効いた色などを駆使して消費者に分かりやすく、端的に美しく表現していくのは、デザイナーのクリエイティブセンスに依るものです。



時代性(Era)

グラフィックデザインはもともと非常に生活に密接したデザインなので、いつも時代の流れを敏感に感じ取り、その時代の空気を反映したものになります。つまりグラフィックデザインはその時代その時代に評価されるものであり、後になって、かつてのデザインを見直してみると何となく古臭く感じるのはそのせいかもしれません。グラフィックデザインは人々の生活と共に変化し、進化し続ける宿命を持っています。






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