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グラフィックデザインの構成要素

グラフィックデザインは俗に「商業デザイン」と呼ばれ、広告媒体のためのデザインです。広告は不特定多数の人たちに向けて発信するものですから、見やすく、読みやすく、分かりやすいデザインが求められます。そのためには、デザイナーは人の視覚心理をよく理解し、どのように視覚表現すれば、情報を正しく認識してもらえるかを知っておく必要があります。こうした技術は、短時間で得られるものではありません。数多くのデザインに触れ、優れた視覚表現とは何かを日々学び続けることが必要でしょう。


グラフィックデザインは、おおよそ「レイアウト(構成)」「色」「文字」「形」の4つの要素で構成されています。これらの要素をさまざまな方法で組み合わせたり、配列していくのがデザインの作業だといえます。デザインを制作するためには、この基本となる要素をしっかり学ぶことが第一歩となります。一つ一つの要素をご説明します。





レイアウト(構成)

レイアウトは、デザインの骨組みを決める上で重要です。必要な情報を系統立てて整理し、全体が決まれば、文字などの要素の配置も決まってきます。ラフスケッチで見やすく、インパクトのある紙面構成(紙面分割)を考えていきます。表現する優先順位を決め、整列の手法に従って情報を整理していきます。


色はグラフィックデザインにおいて重要な要素です。色は直接的に人に働きかけ、メッセージを伝えます。色の持つ性質や効果を理解し、デザイン表現に生かしていく方法を学びましょう。色の三属性(色相・彩度・明度)をよく理解し、色対比や補色を効果的に使うことにより、見る人に対しての訴求効果が生まれます。


文字

文字を扱う際には、まずは書体の選択から始まります。和文と欧文の代表的な書体の種類と特徴を把躍し内容やターゲットに応じて、さまざまな書体を柔軟に使いこなせるようになりましょう。デザインする場合、情報を整理分類し、文字と図版をどのようにレイアウトをすれば良いかを考えます。


形とは、写真とシンボル、イラストなどのビジュアルシンボルを指します。特に写真はそれだけで、デザイン全体のイメージが変わってしまうぐらい大変重要な要素です。逆に演出効果は大きく、写真を深く理解することで様々なデザインに対応できます。またキャラクターデザインはより個性が発揮でき、またパッケージデザインでは立体物ならではの難しさがあります。




グラフィックデザインではこれらの要素をしっかり学ぶことが重要になります。各要素のメリハリを上手くつけていくと、整理された分かりやすいデザインに仕上がり、メディア本来の役割である伝わりやすい広告となります。そのあたりの「コツ」を掴むには経験と鍛錬が必要です。Webサイトをデザインする場合もグラフィックデザインの基本的な知識と技術が必要となりますので、まずはしっかり基礎力を身に付けましょう。




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