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ダルビッシュの本領

ダルビッシュの活躍がすざましい。いよいよ本領発揮だ。8年前メジャーリーグに挑戦した時から、彼なら必ずメジャーリーグで成功すると見ていた。既にプロ野球時代からその資質はずば抜けていた。セットポジションの長身から投げ下ろす速球、多彩な変化球を操る制球力、微動だにしない強固なマウンド度胸など、どれを取っても「超日本級」だった。アメリカに渡って、途中慣れないローテーションで肘にメスを入れる事になってしまったが、復帰を待つ間、もう一度自分を見つめ直し、試行錯誤を重ねながら投球スタイルをメジャーレベルに適合させるための努力をしていた。





役割分担が進んだメジャーのピッチャーは、与えられたポジションで打者を全力で抑えるのがいい投手の証だ。先発はコンスタントに「中4日」で投げられるピッチャーが重用される。威力のある速球を持つダルビッシュは堂々とストライクゾーンで勝負し、出来るだけ球数を抑える投球に変わった。また今年から球速の遅いナックルボールを習得したことで、さらに速球に威力が増す結果となっている。


復活と共に凄みを増したダルビッシュは、体調管理をしっかりやれば、押しも押されもせぬメジャーの中でも最高のピッチャーになっていくだろう。今年はサイ・ヤング賞の最有力候補に挙げられているが、このままいけば取るのは確実だ。まさに今、彼のパフォーマンスはピークだが、出来るだけ長くメジャーで活躍してほしいと願っている。



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