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デジタル時代の指標

インターネットが国内に普及して20年は経つだろうか。振り返ってみるとバブルが弾けて、深く沈んでいた社会が新しいデジタル時代の到来に希望と可能性が広がるような、何かワクワクする気分に浮き立っていたのを覚えている。

ところで、今日の日本は当時描いていた未来社会になったのだろうか?いやなっていない。未だにアナログ社会のままだ。確かに携帯電話やデジタルネットワークなどのインフラは整備されつつあるが、それはモノの部分が進化しただけで、人々のマインドは成長していない。時代が変わっても、高度成長期の成功神話にしがみ付いているだけで、デジタル時代のビジョンを未だに描けていない。


この20年間、デジタル技術を活用して、これからどんな社会や産業を作っていくのかを誰も考えてこなかった。皮肉にも今回のコロナ禍で、それが露わになった。慌ててリモートやマイナンバーなど、相変わらずその場凌ぎの戦略なき未来を描いている。一体いつになればこの国は新しい時代に踏み出せるのだろうか?





時代を進めるには、デジタル技術を取り入れるだけでは何も変わらない。既成概念を捨て、規制改革と組織改革が必要だ。日本中に蔓延っている成長を阻む規制や硬直した組織にメスを入れなければ、この国は変われない。それを成し遂げ、得意とするモノ作りとデジタル技術を組み合わせたIoTで日本独自の新しいレールが築ければ、ひょっとすると復活できるかもしれない。淡い期待を持ちながら待ちたい。




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