世界が急速に激変していく中で、イノーベーション（技術革新）を生み出すことは世界各国の喫緊の課題だ。日本が高い技術力や経済力を持ちながら、その点で大幅に遅れを取っているのは明らかだ。イノーベーションを起こすために必要なのは言うまでもなく人材だ。新しい社会的価値を生み出す＜異能＞の人たちで、「勇気」「情熱」「行動力」が伴わなければならない。
「出る杭は打たれる」など日本社会には＜異能（個性）＞を蔑む風潮がある。同調圧力や個人より組織を優先するがゆえに、個人の意見や考え方は封じられたきた。自分の意見を発することで輪を乱すのではないかと忖度する、硬直した「ムラ社会」のままだ。個人各々が独立した考えを持ち、活発に議論して、柔軟に行動することでイノベーションは生まれる。これからは「出る杭」を育てる社会環境を作っていくことが先決かもしれない。
手先が器用で、一糸乱れぬ従順な社員を育て製造業で成功した日本の企業はもう限界に来ている。デジタル社会においては不合理で、非生産的なシステムは世界に遅れを取るばかりだ。一刻も早い変化が必要だが、簡単ではない。失敗を恐れず、果敢に挑んで行くことが第一歩だが、失敗したくないマニュアル人間が多くなった日本の若者にそれを期待するのは無理なのか？
#イノベーター ＃ムラ社会 ＃非生産的 ＃デジタル社会 ＃異能 ＃技術革新
Comments