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穴埋め教育からの脱却

情報化社会の未来を見据えて、新しい人材を育てようと教育手法が変わってきたようだ。アクティブラーニングは、一方的で、受動的であった学習方法を見直し、積極的に授業に参加して、生徒が主体となって多様性・創造性を養うということが目的だ。単に知識を押し込むだけではなく、これからはその知識を如何にして活かしていくかが問われる時代となる。


戦後、日本は多くの優秀なゼネラリストを作るための教育に徹底し、個性のない金太郎飴のような平均的な人間を作り、製造業を糧として奇跡の復興を成し遂げた。各人が従順な歯車となり、個性は完全に封印された。

現在の教育現場でも「太郎君、君は理科が赤点でしたね。補習があります。」すべての科目が平均点以上でないと卒業できないシステムだ。つまり凹んだ穴を埋めて、平滑になるようにしていく<穴埋め教育>である。太郎君は理科が不得意でも国語の成績は抜群だ。理科はそこそこにして国語の才能をもっと伸ばすやり方がこれからのあるべき教育の姿ではないだろうか。そこに真の個性的で創造的な人間が生まれる。





欧米では「独創性」が尊重される。日本ではそれを「我流」と言って軽蔑する。

AIが台頭してくる時代は、個性を伸ばし、独創的で創造力のある人材が必要となる。人材立国であり続けた日本が、果たして個性の育たない<穴埋め教育>から脱却して、未来を担う人材を生み出すことができるのだろうか?


#アクティブラーニング #穴埋め教育 #独創性 #創造性 #情報化社会 #スペシャリスト

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