ラグビーW杯がジャパンの活躍もあって、大いに盛り上がっている。大男たちが繰り広げる迫力ある肉弾戦、息をもつかせぬ電光石火の動き・・・。世界の一流プレイヤーと対等以上に戦うパフォーマンスが間近に迫って、今までラグビーなど観たことがなかった人達も、いつの間にか興奮して、応援している。ルールの複雑さが壁になり、敬遠されてきたスポーツが初めて脚光を浴びて、今、この日本で輝いている。
しかしそれだけでこんなに盛り上がるだろうか？そう理由はもう一つ。それはラグビースピリッツである、One for all, All for one「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」という言葉を体現したジャパンのプレイが日本人の持つメンタリティにものの見事に合致したんだと私は思う。同じフットボールであるサッカーは点を取り行く時は2〜3人で、個人技に拠る所が多いが、ラグビーは攻める時も守る時も全員でやらなければ成立しない。そのジャパンのひた向きなプレイがスタンドの観客を感動させ、茶の間をも巻き込んで共感を呼び、日本全体に一体感を生んだ。国内で開かれたスポーツイベントでこんなに盛り上がったのは未だかつてない。
若い頃ラグビーに明け暮れた私は、まさかこんな日が来るとは思っていなかった。
何事にもへこたれないラグビー精神は今も心の中にある。ラグビーのお陰で心も体も強くなった。これを機に、一過性ではなくラグビーが日本でしっかりと根付いて、多くの若きラガーマンが生まれてほしい。そして４年後は優勝を目指して欲しい。日本ラグビーよ永遠なれ！！
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